雇用保険制度(失業保険給付)について

雇用保険制度(失業保険給付)について

会社に勤めていると給料明細からいろいろ引かれる中にありますよね「雇用保険」。このページでは雇用保険における失業保険の申請についてまとめてみました。正式には失業保険ではなく「雇用保険の失業等給付」といいます。

1 どんな人が対象ですか?

雇用保険に加入していて失業状態・求職状態であり、以下の加入実績がある方が対象です。

  • 職場を退職するまでの2年間に1年以上雇用保険に加入していた。
  • 倒産や解雇などの特定受給資格者の方は、職場を退職する日以前の1年間に最低6ヶ月雇用保険に加入していた。

2 失業保険ではどんな支援をしてくれるのですか?

以前いただいていた給与の5〜8割程度を90日から270日給付してもらえます。

給付金額や受給期間は、「雇用保険の支払い期間」「年齢」「過去半年間にもらった給与」「退職理由(自己都合扱いか会社都合扱いか)」によって決まります。

以下にCASIOさんの失業給付金高精度計算サイトのリンクを貼っておきますので、ご興味のある方は試算してみてくださいね。

雇用保険の給付額の計算ー高精度計算サイト

3 いつどこで手続きをするのですか?

退職して4週間以内に、住所地のハローワークで手続きをします。

  • 職場で発行された離職票
  • 雇用保険被保険者証
  • 写真付きの身分証明書
  • 写真(3×2cm)2枚
  • 印鑑
  • 本人名義の普通預金通帳

を準備しましょう。

4 ポイント

  • 離職票をもらう前からハローワークへの相談は可能です。
  • 退職後に傷病手当金を継続して受給する人は、失業状態とはみなされないため雇用保険(失業保険)を受給することはできません。
  • 失業保険を給付している間に再就職が決まった場合、再就職手当が支給されることもあります。再就職が早ければ早いほど給付率も高いそうなので、ハローワークの人に相談してみてください。
  • 教育訓練給付という仕組みもあり、厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了すると給付金がいただけます。失業したタイミングでステップアップもお考えの方は利用してみてもいいかもしれませんね。(雇用保険の支払い期間が3年以上、初めて手当を受給する場合は1年以上の条件あり。)
  • 休職中に病気などで30日以上働けない場合、最長3年間受給期間の延長手続きができることもあるそうです。これもハローワークの人に相談してみてください。