精神的にまいってしまうと色々なことが億劫になったり、新しいことに着手する気持ちにならなかったりしますよね。しかし、社会資源はこちらから申請しなければサービスを受けることができず、申請期限もあるためほっとくわけにもいかない。
このページには、精神的に困った時に受けられる可能性のあるサービスを簡単にまとめてみました。
各項目の詳細はリンク先からご覧くださいね。
精神のご病気で通院中のすべての方
- 通院が長引きそうだなと思ったら→ 自立支援医療制度について
- 通院して半年ほど経ったら→ 精神保健福祉手帳について
- ご病気が原因で障害が重く、日常生活に支障をきたしていたら→障害年金について
- 住居環境において家事サポートが必要と感じた時→ホームヘルプサービス
- 退院後の居住先がない方・親からの独立を考えているがいまいち自信がない方→グループホーム
- 地域で自立した生活をしているが少し疲れてしまった方、介護者の負担軽減を図りたい方→短期入所
- 地域で自立した生活をしているが、就労とは関係なく人とつながりたい方、居場所が欲しい方→地域活動支援センター
通院中でお仕事をしている方
通院中でお仕事を辞めた方
- 退職された方全員→健康保険と年金を「元勤務先の任意継続」(退職した翌日から20日以内に手続き!!)か「国民健康保険・国民年金」に切り替える。どちらがお得かは収入や家族構成、お住まいの自治体によって変わってくるので、退職前に役所の国民年金窓口で見積もりを出してもらい任意継続した場合の保険料と比較することがおすすめ。
- 退職後生活費がない方・障害基礎年金をもらっている方→国民健康保険と年金の納付減免申請
- 退職後、環境を変えるために求職活動をする方(退職して4週間以内に手続き!!) →失業保険について
通院中で求職活動をしようと思っている方
- 一人で仕事を探したい、自宅でインターネットで求人検索をしたい方→ハローワーク(公共職業安定所)。「専門援助窓口」で登録します。登録に必要な書類は「精神障害者保健福祉手帳」「主治医の意見書」(←用紙は窓口でもらえます。)です。定期的に障害者合同面接会などが開催されています。
- 一般企業等での就労までは希望しないが、負担が少ない範囲で働きながら収入を得て生活して行きたい方→就労継続支援事業所A型(雇用契約)
- 一般企業等での就労は自信がないが、生活リズムを整えながら少しずつ働いてみたいと思い始めた方など→就労継続支援事業所B型(非雇用契約)
- 65歳未満の方で、適切な訓練や本格的な資格取得・学習にチャレンジしながら、特に企業などへの一般就労を目指す方→就労移行支援事業所、障害者職業センター
- 15歳から39歳までの若年者で、キャリアコンサルタントなどへ専門的な相談をしたり、コミュニケーション訓練・協力企業への就労体験をしながら就労を目指したい方→地域若者サポートステーション(外部リンク)
- 子育てをしながらの仕事探し(内職求人検索・スキルアップ・ストレスケア)にターゲットを絞った相談窓口→ワークステーションさいたま 浦和(外部リンク)
とにかく全般的に相談したいと思われている方
色々とよくわからないから、とにかく社会資源・就労に向けて相談したい!という方には『障害者生活支援センター』をお勧めします。
障害者生活支援センターは、障害のある人やご家族からの様々な相談を受け、関係機関から適切な対応・支援がなされるように連携・サポートしていく機関です。障害者総合支援法に基づく『サービス利用計画案』の作成も行っています。全般的なコーディネート・サポートをしてくださいます。
発達障害に特化した情報を求められている方
- 発達障害をお持ちのお子様やご家族への相談支援や情報提供→埼玉発達障害総合支援センター (外部リンク)
- コミュニケーションや社会性に課題を抱える発達障害者を対象に、就労相談から職業能力評価、就労訓練、就職活動支援、就職定着までの支援を行う職業訓練所→ジョブセンター(さいたま市近隣だと川口に2カ所あります。)
精神のご病気で入院することになったら
高額療養費制度 長期の入院や治療における医療費の負担を軽減する制度です。 1ヶ月の自己負担額が一定の金額を超えると、その超えた分が支給されます。 精神科に入院することとなったら、入院先病院のスタッフさんや市区町村の精神保健福祉関係の窓口に相談に行きましょう。各自治体ごとの医療費助成制度があります。入院費の貸付制度のある自治体もあります。
参考文献:NPO地域精神保健福祉機構,知って安心12のメンタルヘルス福祉サービス,NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ),2009